私が考えるに、
日本代表に欠けているものは2つ!
ひとつは一人で壁のようにはだかるディフェンダー。
もうひとつは敵を切り裂くフォワード。
とにかくサッカーは点を取らなきゃ始まらない。
0対0なら引き分けで勝ち点1
3引き分けで得失点差なしの勝ち点3
1勝2杯で3−0、0−1、0−1なら勝ち点3の得失点差1
後者の方が評価されるのである。
つまり、負けないサッカーでなく、
勝てるサッカーを目指さねば、上には行けないのである。
確かにトーナメントでは引き分け・延長から
PKで勝ちを収めることができる。
が、近代のサッカーにPK戦は少ない。
引き分け制度のある試合が
世界的にみて増えているからだ。
勝つにはとにかく点を取らねばならない。
1点取られれば2点取ればいい。
せっかくディフェンスが0点に抑えても
1点を取らねば勝ちは無いのだ!
そこで、最初に挙げた2つのうち、
『敵を切り裂くフォワード』
について考えた!
歴代の日本代表のうち、
私の中で点取り屋のイメージが強いのが
釜本、KAZ、ゴンである。
彼らはいつもゴールを向いてプレイし、
こぼれ球にもつめて行った。
戦術もあるのだろうが、すぐボールを下げる。
コースがないとパスを出す。
シュートまでに時間がかかる。
最近の日本代表フォワードはとにかく勝負をしないのだ!
惜しい逸材もいた、小倉と高原だ
小倉は怪我をするまでは敢然たるストライカーだった。
確かに決定力と言う点では現代表と変わらないが、
いつも点を自分でとりに行っていた。
高原はジュビロ時代に中山と2トップを組んでいる時、
確かに切り裂くストライカーだった。
ドイツでボディーバランスはみがかれたが
単なるフォワードに成り下がった!
私がまだ大学生だった頃、Jリーグなんてまだなかった。
日本リーグがあってサッカーも一部にしか人気が無かった。
世界のサッカーから遅れていたせいもある。
当時はアジアの中のBクラスだったからだ。
そんなある夜、静岡市の街中を歩いていると
肩で風を切って歩いている奴がいた。
『どっかで見た顔や』
と思っているうちに目が合った。
懐かしい感じだった...
そう、学ラン着てた頃に、そう
メンチの切りあい、ガンの飛ばしあいになってた。
お互い連れがいて止められ大事には至らなかった。
俺を止めていた後輩が
『あいつ、読売の三浦ですよ』
そう、まだKAZじゃなかった。
その、三浦は目がギラギラしてた!
俺にけんか売るなんて
根性ある負けず嫌いやと思った。
やんちゃでもええやん、とにかくゴールに向かう
ぎらつきが欲しい!
点取り屋の条件のひとつやと思う。